おはようございます🌞
今年も相変わらず寒い気温が続いていますね~
読まれている方で体感されている方もいらっしゃると思いますが
気温が低く寒い地域では外壁が凍結する現象が起こります。
寒い季節が訪れると相談が増えてくる外壁の凍害。気付いた時には大きな被害につながってしまう場合がございます。
そこで今回は、外壁の凍害とは何か?発生した場合の対処の紹介をします。
全国どこでも発生しうる可能性がありますのでご自宅の外壁を確認しながらご覧ください。
外壁の凍害
外壁の凍害 とは、コンクリート内部にある水分が凍結することにより発生します。
凍結すると、膨張しコンクリートの内側から外部にかけて圧がかかる状態になります。凍結が解けると掛かっていた圧力が元に戻り、凍結と融解を繰り返すことでコンクリートの劣化に繋がることになります。
コンクリートは引っ張られるには弱い性質があり、内部からの圧力も性質的には強くありません。外壁材として一般的に使用されるサイディングは、セメントを主原料としており、コンクリート同様凍結が発生します。
この先どんな症状が起こりうるのか紹介します!
・ポップアウト現象
コンクリートの表面が割れ薄い皿塗剥がれ落ちる現象のことを指します。
小さな剥がれから進行し大きな剥がれへと繋がっていきます。
ポップアウト現象の進行によって外壁自体の耐久性の劣化状態が確認できる指標となります。
・スケーリング現象
進行が進むと最終的に外壁が大きく割れたり、表面から剝がれ落ちたりしてしまいます。劣化が進むと外壁材として十分な強度が得られず、水分が外壁内に回り込み骨組みの損傷など、建物の劣化が急速に進んでしまう状態になります。
夜など一時的にでも気温が0度を下回る地域は、凍害が起きる可能性があります。特に昼夜の気温差が大きい場合、凍結と融解が繰り返し起こりやすくなるので、凍結の発生率も高くなります。
・凍害による外壁のひび割れ
凍害が起こる5つの原因
- 塗膜が劣化し、耐水性が低下する
- 隙間から雨水や湿気が侵入する
- 凍結・膨張を繰り返し、外壁にダメージを与える
- ひび割れ部分からさらに水分が浸入し劣化がすすむ
- 外壁材の割れや剥離が起こる
凍害は建物のどの場所に発生しやすいの?
以下の場所では、とくに凍害が起こりやすくなっているので注意しましょう。
- 北側の外壁
- 水回りに面している外壁
- サイディング外壁の目地
- 窓サッシの下
凍害が起こった時の対処方法
建物外壁に凍害が発生してしまった場合、外壁材は大なり小なり劣化が始まっています。
劣化が進行すると、大規模な破損に繋がってしまう可能性があるので、初期段階で凍害を見つけ対処することが重要になります。凍害の初期段階で外壁の強度も保てている場合は、外壁塗装によって対処することも可能です。
しかし、お客様が凍害の症状に気づいた時には、既に外壁の劣化が進んでしまっているケースも多くあります。
凍害によって外壁の劣化が進んでしまった場合の一番の対処法は「新しい外壁材に張り替える」ことです。見た目が綺麗になるというメリット以外にも、新たな外壁材を設けることで建物の防水性や耐候性がアップするので、建物の躯体への損傷リスクを減らすことができます。
既に凍害が発生している場合は、同じサイディングへの張り替えでは無く、水を含まない金属系サイディングでのカバー工法がオススメです。カバー工法は、既存の外壁材の上から張り付けるので、張り替えよりも耐久性や耐候性をアップすることができます。
凍害による劣化の確認や修繕の可否は、素人判断では難しく、このあたりはプロスタッフにお任せするのが一番です。
何か相談事がありましたら慶博興業株式会社までご連絡ください!