おはようございます!
暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は質問が多かったタスペーサーについてお話させていただきます!
タスペーサーとは
屋根塗装を行う際に、屋根の隙間を作る役割を担っています。
屋根に隙間? と、思われた方もいらっしゃると思いますが隙間を作ることによって
塗料が屋根の隙間を塞いでしまうのを防ぎ、空気の通り道を確保、雨漏りや結露対策にもなります
ただ一般的にはなじみのないものだと思いますので、詳しく特徴を解説します。
タスペーサーと縁切りの違い
縁切りをより効率的にかつスピーディーに行うために開発された商品がタスペーサーです。
🎓縁切りとは⁉️ 屋根塗装において、屋根の隙間を塞いでしまう塗料を取り除き、隙間を設け空気が通るようにする作業のこと。
では、一体その違いは何でしょうか??違いとしては、主に二つ挙げられます。
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- 縁切り:塗装後にカッターやヘラで隙間を作る
- タスペーサー:下塗り段階で設置
縁切りでは下塗り時にタスペーサの設置をしない代わりに、上塗り後に縁切り作業が必要です。
基本的には全て手作業で行うため、タスペーサ設置に比べ数時間ほど作業時間が延びるため
工事費が高くなります。さらに、塗装後の屋根を汚してしまう恐れがあります。。。🙎♂️
タスペーサーは下塗り段階で設置することで、上塗り後の縁切り作業を省きます。
そのため、縁切りに比べ工期も短縮でき、工事費も安くなります。
また、タスペーサーは吹き飛ばないといわれており、すでに70万棟で使用されています❗
🎓まとめ タスペーサーは屋根の隙間を確保するため用いられ、縁切りより安く素早く作業ができる。
タスペーサーはどんな屋根に使用できる??
メリットの多いタスペーサーですが、すべての屋根に使用できるわけではありません。
タスペーサーが使用できない屋根の種類を、以下紹介します。
- セメント瓦 粘土瓦
- トタン屋根
- 鋼板屋根
瓦のような屋根はそもそも塗り直しがなく、縁切りも必要ありません。
屋根の隙間が4ミリ以上確保できていると、縁切り、タスペーサーどちらも必要ありません
タスペーサーが使用できる屋根【ストレート屋根】であっても、以下のような場合は使用できません。
- 屋根材が割れてる場合
- 激しい劣化
- 水を吸っている場合
- 野地板の状態が悪い
まとめ
今回は屋根塗装で活躍してくれるアイテム『タスペーサー』について特集しました。
タスペーサーを使用すれば手作業でひとつひとつ縁切りを行う必要がなくなるため、工期が短期間で終わる上に施工費削減にもなります。
ただし、すべての屋根でタスペーサーが使えるわけではありません。
屋根材の種類や劣化、腐敗によりタスペーサーが使用できないこともありますし、取り付け方を間違えるとかえって屋根材の破壊を招いてしまうことになりかねません。
屋根の塗り替え工事にあたっては、一度タスペーサーの設置が可能かどうか弊社にお問い合わせください!